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南関東大会 昭和28年(1953年)

決勝戦 8月3日(埼玉県営大宮球場)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
深谷商 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 3
千葉一 0 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1x 4





1 2 3 4 5 6 7 8 9


























控えメンバー
10 塙登志也 14 三橋享
11 板橋実    
12 宮間仁志 部長 近健一郎
13 時田次郎 監督 長谷部幸吉
千葉一
甲子園での
試合詳細

大会経過
前年の成田の甲子園ベスト4、センバツ甲子園の銚子商のベスト8進出で千葉県の野球熱は更に高まった。優勝候補は秋春の千葉を制している銚子商、秋春とも準優勝の千葉商、そして常連の成田、千葉一。
大会前半の主役は初陣の千葉商大付。強豪・成田を相手に地引三郎投手がシュート、カーブを駆使し、広瀬に3本、一鍬田に1本の被安打4に抑えて大金星を挙げた。
2回戦、印旛の大塚投手が東金を相手に被安打4、7四球ながら16三振を奪取した。
2回戦で板倉の二塁打等で逆転勝利を納めた佐倉一は、3回戦で奈良投手が市原一を相手にノーヒットノーランを達成し快勝。長嶋茂雄の好守備も光った。
千葉商大付-東葛飾。千葉商大付は3回、相手の連続エラーで3点を先行。強打の東葛飾は6回、四球等で無死満塁の好機を作り、3連打とスクイズで一挙6点。7回にも佐野の二塁打で追加点を挙げ快勝。
準々決勝、銚子商-千葉関東。銚子商は初回、加瀬のタイムリーで2点、4回には浜田の二塁打等で2点と試合を優位に進める。4-1で迎えた9回、千葉関東は2安打で1死二三塁の好機を作り、秋元の右中間二塁打で2者生還し1点差とし、打者走者も走塁の間に三進。すかさずスクイズで同点。その裏、銚子商は2四球等で1死満塁の場面で千葉関東・小川投手が暴投でサヨナラ。
続く第2試合、強打の東葛飾に奈良・長嶋の佐倉一が挑む。2回、佐倉一は奈良、寺田の連打等で1死満塁とし、莇のスクイズと相手内野陣の乱れで一挙3点。4回には4安打を集め一挙6点、7回にも3点を加えコールド勝ち。強打・東葛飾はわずか2安打。長嶋は二塁打を含む3打数2安打の活躍。
第3試合は千葉一のエース植草と安房一の1年生・鈴木豊の息詰まる投手戦。安房一は終盤からエース沢木がリリーフ。13回、千葉一は先頭の滝口が安打を放ち、2死一塁となった後、盗塁で好機を広げ、織戸が三遊間を抜きサヨナラ。千葉一は植草が投げ切り、被安打2、4与四球の完封勝利。
千葉商-印旛。印旛は2回、朝倉が中越2ランを放ち先制。千葉商は3回、戸村の二塁打等で1点を返し、5回には安打と相手の2失策、暴投等で一挙3点。7回にも白井のタイムリーで加点。投げては先発の1年生・田中を4回からリリーフした林が好投し快勝。
準決勝、銚子商-佐倉一。1点を追う銚子商は4回、4安打集中で一挙6点。佐倉一は5回、鈴木の三塁打で2点を返したが、銚子商は6回にも5安打で5点を入れ圧勝。銚子商は石毛投手が完投。
第2試合は千葉一-千葉商。千葉一は宮間が先発。千葉商は初回、板倉の二塁打と安打で無死一三塁とするが、重盗失敗で2死二塁に。ここで白井がタイムリーを放ち先制点。千葉一は中盤から植草が救援し試合は投手戦に。8回、千葉商は相手守備の乱れから1点を追加。千葉一は林投手から2安打と沈黙し敗れた。
決勝戦は3季連続で同じ顔合わせ。銚子商は予想に反し石毛が先発し、千葉商・林との投手戦に。0-0で迎えた6回、銚子商は1死から浜田兄が安打を放ち、続く原も中前打。これをセンターがエラーし一塁走者が一気に生還し先制。更に山口が左中間本塁打を放ち計3点。千葉商は6回に2死満塁、7回は2死二三塁とするが無得点。結局、銚子商が優勝し、史上初の秋、春、夏の全てを制する3連覇を果たした。千葉商は全て決勝で銚子商に跳ね返された。
南関東大会、第1試合に登場した優勝候補・銚子商だったが、選手の多くが下痢と高熱に見舞われ最悪の体調。食中毒が原因は詳しいことは分からず終い。銚子商は初回にボークで失点の後、本盗を決められ2失点。4回に相手守備の乱れで同点とするが、7回に5失策を繰り返し4失点でまさかの敗退。
長嶋茂雄第2試合、熊谷は佐倉一・奈良投手の立ち上がりを攻め、4安打を集中し3点を先取。奈良投手は2回以降立ち直る。6回、佐倉一は大宮球場バックスクリーンへの特大本塁打を放ち1点を返す。更に、動揺を見せる福島投手を攻め1死満塁とするが後続を断たれた。
千葉一は植草投手が浦和打線を1安打に抑え快勝。千葉商は不調の林を積田が好リリーフし、埼玉王者・浦和商に競り勝った。
準決勝は同県同士の対戦。深谷商が熊谷を下した後、千葉一と千葉商が対戦。絶好調の植草に対し、林は不調。林と救援の積田から序盤に大量得点した千葉一が県大会の雪辱を果たした。
決勝は千葉一-深谷商。2点を追う深谷商は7回、2死から安打と敵失で一二塁。清水の三ゴロはイレギュラー安打で1点を返し、更に新井はサード強襲安打で野手がはじく間に2者生還し逆転。千葉一は8回、内野安打、犠打、三ゴロ野選、犠飛で2死一三塁。1年生・共田は遊失で同点。11回、千葉一は織戸が歩き、すかさず二盗。捕手からの送球をセカンドがはじく間に三塁に達する。続く共田がショート頭上を越える中前打を放ちサヨナラ。千葉一が6回目の甲子園を決めた。

植草選手
植草投手

南関東大会
準決勝
深谷商 5-3 熊 谷 千葉一 8-5 千葉商

準々決勝
深谷商 6-2 銚子商 熊 谷 4-1 佐倉一
千葉一 5-1 浦 和 千葉商 1-0 浦和商

千葉大会
決 勝
7月26日
銚子商
千葉商

準決勝
7月25日
佐倉一
銚子商 11
千葉商
千葉一

準々決勝
銚子商 5-4 千葉関東 佐倉一 13-2 東葛飾
千葉一 1(13)0 安房一 千葉商 5-2 印 旛

3回戦
銚子商 5-2 船 橋 千葉関東 3-1 長生一
佐倉一 1-0 市原一 東葛飾 7-3 千葉商大付
千葉一 8-1 匝 瑳 安房一 7-2 市 川
印 旛 3-2 茂原農 千葉商 8-3 木更津一

2回戦
佐倉一 4-2 千葉工 市原一 7-0 長 狭
東葛飾 15-0 多 古 千葉商大付 2-1 成 田
銚子商 12-1 佐原一 船 橋 10-3 市立銚子
千葉関東 7-1 大多喜 長生一 13-1 旭 農
茂原農 12-1 安房水産 印 旛 8-4 東 金
木更津一 10-0 聖書農 千葉商 5-2 成 東
千葉一 10-0 小見川 匝 瑳 3-1 大 原
安房一 10-1 一宮商 市 川 9-0 山武農

1回戦
佐原一 12-0 千葉三 小見川 11-5 安房農
千葉商大付 5-4 東金商 安房水産 6-2 市川工
成 東 6(11)5 国府台


春季大会
決勝
千葉商000000000 000 0
銚子商000000000 001 1
準決勝 銚子商 6-0 市 川
千葉商 (延15) 千葉一
準々決勝 千葉商5-2市立銚子 千葉一6-2茂原農
銚子商7-2成田 市川3-2安房一
出場校 船橋、匝瑳、長生一、佐倉一

センバツ甲子園
銚子商(ベスト8)

前年秋季大会
(銚子は関東大会準優勝)
決勝
銚 子000000102 3
千葉商000001000 2
準決勝 銚 子 4-0 成 田
千葉商 4-3 長生一
1回戦 千葉商3-1匝瑳 長生一4-3安房一
成田2-0千葉一 銚子9-1市川


ユニフォームを新調した銚子商ナイン(銚子商所蔵)