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千葉県勢甲子園あれこれ

千葉のお得意さま
 
甲子園で対戦した中で、千葉と最も相性の良いのは宮崎で、過去千葉の5戦全勝です。また京都には最近5連勝で、お得意さまになりつつあります。この他、群馬、島根にも3戦全勝でお得意さまにしています。
この他、負けなしは、南北海道、山形、福島、茨城、神奈川、石川、徳島、佐賀、長崎です。1〜2試合だけと少ない対戦ではありますが、甲子園で一度も負けていません。
 チーム別では、磐城、前橋工、岡山東商に2勝、尽誠学園、高知商に2勝1敗です。
関東勢に強い千葉代表
 
秋、春の関東大会では苦戦をする千葉代表ですが、甲子園での対戦には滅法強いデータが出ています。夏は東西対決(1978年〜2006年)、春は地区別で初戦の相手が決まるため、甲子園の初戦で関東勢同士が対戦することはありませんでした(初戦が不戦勝の場合はあり得ます)。従って、甲子園で対戦する関東勢は、最低でも1勝は挙げたチームということになり、必ず甲子園で白星を挙げるほどの相手ということになります。つまり他地区よりも成績は悪くなるはずなのです。
 ところが関東勢との対戦成績は21試合で15勝。試合数が21試合と少なめではありますが、それでもレベルの高い関東勢を相手に7割超の勝率は驚異的です。
甲子園で戦わなかった千葉代表
 晴れて苛酷な予選を勝ち抜き全国への切符を手にしていながら、甲子園で戦わなかった千葉代表が2校あります。戦前、まだ甲子園がなかった頃の話しではありません。千葉県勢が初めて全国大会に進出した大正15年(1926年)、すでに2年前に甲子園は完成しており、初の千葉代表となった千葉師範も甲子園で試合をしています。
 甲子園で戦わなかった最初の千葉代表は、戦後第1回目の大会となった昭和21年(1946年)夏の成田中。甲子園はアメリカ軍に接収されていたため西宮球場で開催されたため、出場全チームが甲子園の土は踏まなかった。成田中は開会式直後の第1試合に登場した。
 もう1校の甲子園で戦わなかった千葉代表は、昭和33年(1958年)夏の銚子商。初めての記念大会で、二次予選を行わず1県1代表で行われた。試合数が多くなったということで、甲子園と西宮球場を併用して行われ、2試合を戦った銚子商はいずれも西宮球場での試合であった。ただし、成田中と違い、開会式で甲子園の土を踏むことは出来た。現在は千葉から2校出場となる記念大会でさえ全ての試合を甲子園で行っているだけに、何とも時代の流れを感じさせます。
予選で負けても甲子園
 夏の甲子園の予選は昭和34年(1959年)から一度負けたチームは二次予選に進めないことになりました。このため、千葉大会の決勝を行わず、準決勝に勝った2校が東関東大会に進むという年もありました。
 逆に、これ以前には千葉大会で一度負けても二次予選で優勝すれば甲子園ということもあり得ました。
 昭和29年(1954年)の千葉商は、千葉大会決勝で千葉一に負けていますが、南関東大会初戦敗退の千葉一に対し、千葉商は見事に優勝を飾り甲子園に進出しました。
 昭和25年(1950年)と28年(1953年)の千葉一は千葉大会ベスト4ながらやはり二次予選で優勝し甲子園に進出しており、また戦前の昭和14年(1939年)にも千葉商が千葉準優勝ながら、二次予選で勝ち甲子園に出ています。
 現在では夏はこの現象はあり得ませんが、春のセンバツでは千葉で優勝しなくても甲子園に進出する例が平成11年(1999年)の柏陵など、多々あります。
千葉の天敵
 
お得意さまがいれば、逆にどういうわけか相性の悪い相手がいます。全国制覇を成し遂げた銚子商は、前年のセンバツで報徳学園に記録的な大敗で甲子園初戦初黒星を喫してしまいました。全国制覇した昭和49年(1974年)にもセンバツで再び報徳学園と対戦しましたが敗れています。この2敗だけですが、強い銚子商を負かしたという印象から銚子商の天敵という感じです。
 銚子商の天敵が報徳学園なら、習志野の天敵は東洋大姫路でしょうか。掛布を擁した夏、全国制覇直後のセンバツの2度対戦し負けています。東洋大姫路には千葉商、拓大紅陵も敗れているので、千葉勢最大の天敵と言ったところでしょうか?
兵庫勢には通算で5勝11敗で、最も分の悪い相手です。静岡にも6敗(2勝)を喫しており勝率では最低。兵庫、大阪、静岡が苦手な相手と言えそうです。
 最近では智弁和歌山が千葉の天敵になりつつあります。成東と拓大紅陵で2勝しており対戦成績は5分ですが、1999年の準々決勝での柏陵戦、翌年の決勝の東海大浦安戦と、上位で対戦しての連敗だけに印象が強く、次の対戦では是非、勝ちたいものです。
 この他、チーム別では、PL学園に2勝6敗(2勝はいずれも銚子商)、倉敷工に2敗、静岡、中京大中京、智弁学園、津久見に1勝2敗
対戦の少ない県
 長らく一度も対戦していない県として岩手の三重がありましたが、岩手は2004年に、三重は2008年にともにセンバツで対戦しました。
 1回だけしか対戦していない県(地区)は岩手と三重の他、南北海道、青森、山形、茨城、埼玉、新潟、石川、福井、佐賀で、多くが東日本勢です。同じ東日本勢とは初戦で対戦することがなかったせいだと思われますが、夏は2007年から初戦の東西対向形式を廃止しましたので、今後は対戦が増えるかもしれません。
1つの街から複数の甲子園
 横浜市、さいたま市、県内では千葉市のような巨大都市の場合は人口も学校数も多いため、1つの街から複数の甲子園出場校を出してもさほど不思議ではありません。しかし地方都市の場合、そうとも言い切れません。
 木更津市は市内5校のうち3校が甲子園に出ています。木更津総合、拓大紅陵、志学館の私立3校です。
 銚子市にいたっては公立ばかり市内4校(女子校は除く)のうち、銚子商を筆頭に、市立銚子、銚子西と3校が甲子園経験校です。
 しかし全国を見れば、県庁所在地や政令指定都市を除いた地方都市でも釧路市の7校を筆頭にたくさんあります。複数の甲子園経験校のある千葉県内の市町村は、上記以外では千葉市と柏市だけ。千葉の戦力が分散していることが分かります。