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ずっと昔の話しです。 奉公していた屋敷の境に隣の家の大きな木の枝が覆いかぶさって、うす暗くてなって困っていました。 「だいぶ木の枝が伸びて来たから、枝おろしを頼みます」 と、頼みに行きました。 「あの木の根元は、うちの屋敷にあるじゃねぇか。 と言って、 重右衛門を追い返しました。 「ようし、今に見てろ」 と、何やらたくらみを考えました。 何日か経ちました。 「 重右衛門、 重右衛門、いくら何でも俺の家は、棺桶じゃねえぞ! と、怒ってやって来たました。 「天蓋の根元を見ましたかい? と、答えました。 「すまねえ、すまねえ。俺が悪かった。 と、隣のオヤジさんもスッカリしょげてしまったそうです。 |