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竜角寺には、ありがたい薬師様がおります。
薬師さまの大きさは、大人ぐらいの大きさです。
切れ長の目と、まゆから鼻すじにかけてのととのった線、口もとには、かすかな笑みをたたえておられます。
関東には二体しかない白鳳の御仏で、善男善女を病いからお守り下さる薬師さまです。
和銅二年(709年)のこと、竜が女の人に化身してやって来ました。
そして一晩のうちに立派な金堂や、三重の塔などを建てたと伝えられています。
ある時、印旛沼の周囲の村々が大日照りに困っているのを見かねた沼の主の竜が、大竜王にそむいて雨を降らせました。
そのために竜は大竜王の怒りをかい、身を三つに引き裂かれてしまいました。
竜角寺はその竜の角の落ちていた場所に村人たちがお礼の寺を建てたと伝えられています。
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