里芋の子の紐とき


むかし昔のお話し。
里芋のお母さんが、娘の七つの紐ときのお祝をしようと、近所の家を回って歩きました。
初めネギのところに行ってみたところ、
「本当にすんませんが、カゼっぴきだもんで行けねえですよ」
と、青白い顔して、ヒョロヒョロしています。
次にゴボウの所に行ってみました。
「悪いけど、今スス払いしてるもんで行かれねえよ」
と、真っ黒い顔して、背伸びして言いました。
それで、ニンジンの所へ行ってみると、
「大やけどしちゃって、困ってるだよ」
と、真っ赤な顔して出て来ました。
里芋のお母さんは、どの家でも断わられ、ガッカリしながら、最後に大根の所に行きました。
すると、大根は、真っ白にお化粧して、
「今日は、お日柄も良いし、本当におめでとうごぜえます」
って言って、紐ときに呼ばれていきました。


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