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「証、証、証城寺、証城寺の庭は……」ではじまる童謡『証城寺の狸ばやし』のふるさとが木更津市にある證誠寺です。
昔の證誠寺の和尚さんは、たいへんな三味線好きで、よく三味線を弾いていたといいます。
ある秋の月夜のこと、騒がしさで目を覚ました和尚さんが庭をのぞいて見ると、
なんとそこには何匹もの大ダヌキや子ダヌキが腹鼓を打ったり、
アシの葉の笛を吹いたりしてペンぺコペン、ポンポコポンと、楽しそうに踊っていました。
和尚さんはその光景を眺めていましたが、ついつい自分も浮かれてタヌキとお囃子の競争をはじめました。
和尚さんがペンぺコペンと三味線を奏でると、タヌキたちはポンポコポンと腹鼓を鳴らし、ついには大合奏になります。
和尚さんもタヌキたちも張り切って演奏するので、音は日に日に大きくなっていきました。
この大合奏は毎晩続きましたが、4日目の夜はタヌキたちが現れません。
和尚さんは心配して次の朝、庭を見て回ると、なんと音頭をとっていた大タヌキが破れた太鼓腹のまま横たわっていたといいます。
今でも證誠寺では、このかわいそうな大タヌキの供養のために毎年10月末か11月上旬にタヌキ祭りを開催しています。
また、境内にはこの童謡を作詞した野口雨情の筆跡と、作曲した中山晋平の五線譜を刻んだ「狸ばやし童謡記念碑」が立っています。
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