歴史を変えた天才的革命児
エレクトリックギターの歴史の中でどうしても欠かせない革命児がJimi Hendrixだ。彼こそがギターの使い方を革命的に変えたと言える。
ただメロディを奏でる楽器というだけではなく、効果音的な使い方で新しい表現手法を確立した。伝説的なウッドストックで弾いた「Star
Spangled Banner」は、ベトナム戦争最中のアメリカを表わしているのだろう。国歌のメロディに爆音のような音が混じり、だんだん国歌が歪んでいく。トレモロのない時代に、フィードバックとアーミングでギターをこれだけワイルドに唸らせたのは彼が初めてだろう。
黒人であるせいか、彼のプレイはファンキーだ。ロックでもブルーズでもどこかファンキーなグルーヴを感じさせるのも大きな特徴の一つである。
また「Little Wing」「The Wind Cries Mary」に代表されるように、自らが歌うボーカルメロディにギターが絡んでいるようなプレイも印象的。単純なコード弾きでなく、かと言ってバッキングギターが必要なほど完全なソロ・プレイでなく、その中間的なプレイは天性のものだろうか。サラッと弾き語ることが出来れば、これほどカッコいいことはないだろう。
この他では、「Foxy Lady」やハードロック調の「Purple Haze」は「#9コード」を連発しており、これは彼のトレードマーク的な和音である。「ジミヘン・コード」と言えば「#9」だった時代もあるほどだ。ハードロックと言えば、「Fire」がある。テンポの早いファンキーなリズムにヘヴィでシンプルなリフが乗り、実にカッコいい。また、素晴らしいワウ・プレイが聴ける「Voodoo
Chile」も忘れてはならない。
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